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本校のメインコンセプトはなんといっても「徹底少人数制授業」です。少人数制を謳う予備校は数多くありますが,実際は1クラス20人以上で行われていることがほとんどで,結局は大教室で講師の演説を聞いている大手予備校の授業と大差ありません。
本校では1クラスの人数を,高3生科で15名,高2生以下では10名,卒生科は7名と限定しています。この人数ならば生徒一人ひとりの顔がはっきり見えます。しかも実際は限定数になる前にクラス分けすることが多く,高3生科でも多くて10名前後,ほとんどのクラスは5〜8名で開講されています。1名や2名で開講されるクラスも多数あります。
本校が徹底少人数制にこだわる理由はいくつかあります。ひとつに,生徒のそのときの実力に応じて最大の効果を与える授業を行いたい,という気持ちです。学校のようにクラスの中間レベルに合わせて授業をするのでは予備校に通う意味がないし,大手予備校のようにトップレベルの生徒だけが満足するような授業は本校の目指すものではありません。毎回の授業で教室に座る全員がステップアップに必要なものをしっかり得る,そのためには実力に応じたきめ細やかなクラス分けが必要だと信じます。
しかし,実力が同じならばクラスの人数は何人でもよいというわけではありません。予備校の授業は与えられた原稿を読むのとはわけが違います。講師は生徒一人ひとりの顔を見ながら,きちんと理解しているか,まだ説明が足りないかをその時々で判断して授業を進めます。そのためには1クラスの人数は15名,できれば10名前後が適切です。
さらに,生徒の集中力を維持するという狙いもあります。大手,中小いくつかの予備校で出講した経験から,クラス人数が15名を超えるあたりから生徒の集中力は反比例して落ちていくことを実感しました。特に最近は隣に知らない人が座っているだけでも集中できないという生徒もいて,それはそれで問題かもしれませんが,まあ大学に行けば自然に慣れるだろうし,予備校では人数の少ない中で落ち着いて勉強してもらいたいと思います。
本校は一教場のみで運営している,まさに小規模予備校です。大手予備校と比較して小予備校に通われるのを不安に思う向きもあるでしょう。「小予備校はクラスの人数が少ないけど講義やテキストの内容は大手にはかなわない」と思われていることが多いようです。
この点に関しても本校は絶対の自信を持っております。それは合格実績に裏づけられていると思います。規模や生徒数の比較で考えれば,いわゆる難関大学,上位大学への合格率は大手をはるかに超えるものがあります。
さらに言えば,小規模であることを生かした強みもあります。それは「柔軟性」です。もちろん本校には長年に渡って蓄積されたノウハウに準じたカリキュラムがありますが,それに縛られることがありません。偏差値がおなじでも,そのときに必要な勉強は一人ひとり異なるのです。ある年にうまくいった指導が次の年にも必ずうまくいくとは限りません。その年の生徒達の実力・志望に応じて,そのときに必要な指導をカリキュラムに組み入れていくこと,これは予備校にとって,経営上かなり大変なことなのですが本校は果敢に取り組んでいます。ただ,そのために次期カリキュラムをお知らせする時期が遅くなってしまうことが多いのですが…。
また,テキストについても同様です。本校のテキストは講義を担当する講師が作成するオリジナルテキストが中心です。高3生英語用テキストだけでも,レベル・内容とも豊富に100種類以上のテキストが準備されており,そのクラスに最適なものを使用することができます。また,自習用テキストや単語帳などは市販のものを使用する場合もありますが,それについても吟味を重ね,一番よいものをチョイスしています。
小規模予備校を不安に思われる理由に講師の質の問題もあるでしょう。特に個別指導を行う塾・予備校は,ほとんどが学生講師が講義を担当しているようです。
本校は学生講師を採用しておりません。もちろん学生講師でも教え方が上手な方はいると思いますが,責任感の強さ,進路指導の的確さにおいてはプロ講師にはかないません。また,生徒との年齢が近すぎると,親しみやすいでしょうが,それがマイナスに出る場合も多くあります。
本校では難関大学出身の経験豊富なプロ講師が,クラス講義,1対1個人指導ともに担当いたします。20才代後半から50才代までの,長年本校で専門に教えている講師や大手予備校にも出講している講師などが在籍しております。すべての講師が情熱をもって,徹底少人数制のよさを最大限に発揮できる講義を日々行っております。もちろん講義以外でも質問などはいつでも大歓迎です。講師の空き時間を狙って質問しようと待ち構えている生徒がいたり,講師と生徒の距離感が近いのも小規模予備校ならではの利点です。
本校では,毎週土曜日の「土曜の夜の勉強会」,定期テストの時期に合わせて行う「一日勉強会」,各季講習後に行う「まとめの勉強会」など無料の勉強会を数多く実施しています。勉強会では受講している科目以外も対応しています。特に高2生までは部活動などで時間的な制約もありますので,例えば英語1科目のみを受講して,他の科目は勉強会でやっていくという生徒も多くいます。
また,例えばある年には高3生の模試の結果を分析したところ,例年に較べて学年全体の英単語力と英文法の理解がかなり弱いことがわかり,対策として10月,11月の毎週日曜日の朝から晩まで集中的に演習を行う講義を無料で実施し,その結果センター模試の英語の平均点が全体で46点も上昇したこともありました。
「少人数制予備校は学費が高い」と思われている方が多いようです。本校の学費も,少人数制予備校としては頑張っている方だと自負しておりますが,やはり大手予備校と較べると3割程度高めに設定させていただいています。けれども,無料勉強会などでのフォローを考慮していただければ,本校の学費は決して高くない,と自信を持って言えます。
本校は大学受験予備校であり,なによりもまず勉強をする場所です。私たちの第一の使命は通ってきてくれる生徒を第一志望の大学に合格させることであるのはいうまでもありません。
けれども,私たちの仕事はそれだけではないとも思っています。私たちが接しているのは主に高校生・浪人生です。この年齢層は子供から大人へ変わる時期であり,勉強以外にも日々様々なことを学んでいます。私たちが教えているのは受験勉強ですが,そこに「教える」「教わる」関係がある以上,生徒たちは受験勉強以外の何かを私たちから自然に吸収していきます。そして,その何かが生徒にとって魅力的であれば,講師と生徒の信頼関係がさらに固まっていくというものでしょう。
私が生徒に本当に学んで欲しいのは「学び方」です。生徒達にとって本当の勉強はむしろこれから,大学に進み,卒業して社会へ入っていく中で必要になってくるものだと思っています。目標を決め,情報を分析し,綿密な計画を立て真面目に遂行する,それを自分の責任でできるのが一人前になるということでしょう。その意味では私もまだまだ勉強中です。受験勉強を通して生徒もそれをサポートする私たちも,一人前になることを一緒に学んでいく,そんな学びの場に本校がなれれば,これ以上の喜びはありません。
学峰館予備校校長 駿河博章